本記事について
入門用のFPGAボードの一つである"DE0-CV"についての初期の環境設定についての概要を書きました。Windows10環境です。
「動かしてわかる CPUの作り方10講」という本を読んでいてCPUの実装をFPGAで行いたかったため、本で紹介されていた"DE0-CV"を購入した。
メーカのページ
目次
必要なソフトをダウンロードとインストール
メーカのページからダ「DE0-CV CD-ROM」をダウンロードする。アカウントの作成が必要。「CD-ROMs」とか色々あったが自分は「CD-ROMs」をダウンロードした。
Terasic - DE Boards - DE0-CV Board
次に、intel社のサイトからFPGAに書き込みする際に必要なソフト「Quartus」をダウンロードしてインストールする。自分はその時に最新版だった「Version 20.3」をダウンロードした。これもアカウントの作成が必要。Editionがいくつかあるが、自分は「Lite Edition」を選んだ。他のEditionは有料らしい。
「Lite Edition」を選択すると別のページに飛ぶ、とりあえず丸付けた2つをダウンロード。
「Quartus」をインストールする。インストールした「Quartus」を管理者権限で起動して、「Tools」の「Install Devices」を押す。進んでいって、さっきダウンロードした「device support」のファイルがあるフォルダを選択する。すると次のような画面が出るので、チェックを入れて進んでいくと"DE0-CV"に必要なファイルが入る。
ひとまずこれで「Quartus」の方はおk。
ドライバとかの設定
一番最初にダウンロードした、コントロールパネルのソフトを起動し、接続しようとすると、いろいろなエラーが出る。(自分はでました。)そこで、次はドライバなどの設定をする。
以下の手順に従うと直った。
自分が行ったこと、
1.デバイスマネージャを開いて「USB Blaster drivers」を入れる。下のようになって値手認識されてない。
右クリックして更新でフォルダ選択してドライバを入れる。
パス : ...\intelFPGA_lite\20.1\quartus\drivers\usb-blaster
これで認識される。
参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=bwoyQ_RnaiA
2.「bin32」のフォルダを「...\intelFPGA_lite\20.1\quartus」に置く。
「bin32」は先ほどのPDFに書いてあるリンクでダウンロードできる。
「bin32」リンク
http://mail.terasic.com.cn/~wyzhou/bin32.zip
以上2点を行ったら、「DE0-CV」をUSBケーブルでパソコンに接続して、「DE0-CV」の電源を入れて、「DE0-CVのコントロールパネル」を開く。
左下のconnectを押すと...
おめでとう。接続できました。LEDとか7-SEGとか押すとボードもそれに対応して変化するよ。
参考になったサイト
"failed to find quartus installation folder" と表示されて MAX10-Lite のコントロールパネルが使えないときの対処法 - FPGA学習メモ